2018年6月18日月曜日

無期転換ルール開始 雇用安定化に期待


みなさんこんにちは!ウーマンズワークスタイル編集室です。
梅雨真っ盛りですね。雨の毎日で気分も落ち込みがちですが雨の日だからこそできることもあると思います。外に出られないそんな日はウーマンズワークスタイルで求人を探してみてはいかがでしょうか。
さて、本日ご紹介する記事は労働契約法の「無期転換ルール」についてです。何だか難しそうな言葉ですね。どんな制度で、どんな期待がもてるのか。早速記事を見ていきましょう。

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有期雇用契約の労働者が同じ企業で通算5年を超えて働けば、期間の定めのない契約へ移行できる労働契約法の「無期転換ルール」が1日始まった。要件を満たす労働者が勤務先に申請すれば適用される。有期労働者の雇用安定化が期待されるが、契約更新年数に上限を設けるなど、適用逃れが疑われる企業も既に現れている。厚生労働省は、制度の趣旨に沿った対応を呼びかけている。
共同通信が2~3月、主要企業112社を対象に実施したアンケートでは、1日に始まった無期転換ルールへの対応について約3分の2の企業が「通算5年を超えた有期契約社員からの申請があれば無期雇用に転換する」と回答。約20社は「5年未満でも無期契約にできる制度を導入する」と答えた。大手ではルールが目指す有期労働者の雇用安定に向けた対策が一定程度、進んでいる。
ただ無期契約に移行した労働者の賃金や休暇などの労働条件は約60社が「変更しない」としており、正社員との格差是正には課題が残る。中には「正社員の制度に準拠」「社員と同様に、急用扶助や欠勤控除の適用対象とする」などと、正社員の待遇に合わせて改善する企業もあった。
下野新聞掲載
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いかがでしたでしょうか「無期転換ルール」。我々労働者にとっては契約の更新の事を考えずに安心して働けるようになる魅力的な制度ですね。一方、労働者の為の無期転換ルールではあるのですが、あらかじめ契約時に5年を超えないように定め、ルール適用を免れようとするケースも出ているようですね。まだまだ新しい制度で課題も残っているのでしょうが、今後労働者の為の制度として社会に根付いていって欲しいですね。
今回はこのあたりで失礼いたします。また次回の更新でお会い致しましょう!